5月8日 実験器具と泥だんご

中和滴定について学習を進めています。
ビュレットなどの実験器具に関して、専用ノートを一冊準備しました。
器具のイラストとともに、特許明細書での表現も一緒にまとめています。実験器具の主要メーカーのサイトのURLは、知子の情報に入れておきました。種類や基本的な扱い方など、なるべくイメージが沸くように実験の様子を動画で確認して知識を補充しました。

文系の私にとって、実験器具はあまり身近なものではありません。そんなわが家にひとつだけ実験器具がありました。シャーレ(英語:petri dish、plate)と呼ばれるガラス製の平皿です。
数か月前、勉強の合間に、子供と一緒に「光る泥だんごをつくろう」という体験に参加しました。泥だんごの表面を磨いて光らせる際に使用したのが、「シャーレ」です。二枚セットになっていて、シャーレの底を使って泥だんごを磨いていくと、ツルツルの表面に変わっていきました。

Wikipediaによると、シャーレの用途は以下のように記載されています。

シャーレ
もともとは微生物の培養実験で用いられるガラス製の平皿
シャーレのキーワードで特許を検索しても、
「培養」や「容器として」使われているものがほとんどです。

念のため、シャーレ×研磨 などのワードで検索しましたが、ヒットはしませんでした。

なぜ泥だんごは光るの?

私たちが泥だんごを作った際に、好きな色のクレヨンで表面を塗り、そのクレヨンを伸ばすようにシャーレで磨きました。光る理由をいろいろ調べると、「クレヨンで塗る」のは、表面に光る部分(皮膜)を作るためであり、その皮膜を磨くことで、土の粒子が並び、光が同じ方向に反射して光るため、泥だんごがピカピカに光るようです。

左官の技術で、大津磨きという技法があります。石灰に土を入れたものを壁に塗り、表面を滑らかにして光沢のある壁に仕上げる技術です。泥だんごを作る原理と同じですね。

余談ですが・・・
理系の方には馴染みのある「キムワイプ」。
ケバ立ちや紙粉が少なく、実験器具の拭き取りなどに使われています。
こんなイメージです。

この「キムワイプ」、わが家では10年ほど前から掃除用品として大活躍しています。
布巾を使わない代わりに、ティッシュよりも丈夫で、キッチンペーパーほど大きくないサイズが気に入ってずっと愛用しています。




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